Turn Around
(Spin)
 ターンアラウンドは、主に2通りのプログラムがあります。
オーソドックスな方法は、ターンアラウンドという言葉通りの方法で、常歩を内方姿勢で直径3〜4mサークルを描いて、外方レインで徐々に抑制を強めていって、スピンにする。もう一つは、スタンディングしている状態から、ショルダーを真横に動かすように脚とレインでプレッシャーをかけて、スピンをする。
この2つの方法は、馬の特徴によって選択してトレイニングします。
後肢と前肢の関連動作の良い馬は、常歩から徐々にスピンに入れる方法をとります。そして関連動作の悪い馬は、止まっているところからショルダーを真横に動かすようにしてスピンをします。
何れにしてもショルダーが軽快に動くことが求められるパフォーマンスで、ライダーが絶えずビットを使って、スピンをしていると馬は前肢へと負重するようになって、ショルダーを軽快に動かすことができなくなってしまいます。
また前後肢の関連性の高い馬の場合は、スピンを入れる時の脚の位置が重要になります。外方後肢から内方前肢へと推進方向が働くように、脚による推進を意識しなくてはなりません。
ショルダーを真横に動かす方は、推進力が減退してしまうと前肢のクロスが悪くなるというリスクがあります。

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